サムネイルが実際の画像と異なる場合に試すべきこと
Androidでは画像の削除などを行った場合にギャラリーのサムネイル(一覧表示される小さめの画像)が実際の画像と異なるという現象が発生します。
この、サムネイルと実際の画像の不一致が発生した場合に試しておきたいことをまとめてみました。
一般的にギャラリーではメディアストレージ機能が使われるため、最初の方法で問題ないはずなのですが、メーカー毎にカスタマイズされていたりするため、うまく行かない場合はSD内のサムネイルを直接削除するという方法を採ることになります。
メディアスキャンの再実行
メディアストレージのデータをクリアしてサムネイルを再作成する方法です。
[設定]→[アプリケーション]→[アプリケーションの管理]を開き全てのタブから「メディアストレージ」を選択します。
「データを消去」をタップし、端末(スマートフォン本体)を再起動します。
SDカード内のサムネイルを直接削除する
SDカード内のデータは削除すると元に戻せませんので、削除前に必ずバックアップを取っておきましょう。
ESファイルエクスプローラーなどを使い、SDカードの中から該当データを削除する作業を行います。
消すべきデータは、端末メーカーにより異なりますので、まずはご自身の端末でひとつずつフォルダが存在するかどうかを確認しながら進めてください。
お約束事項として、責任を負えませんので、自己責任でお願いしますね。
データの構造の見方はスラッシュがフォルダの区切りです。
例えば、/DCIM/.thumbnails であれば、DCIMの中の.thumbnailsであることを示しています。
先頭がドットから始まる .thumbnails というような名前のファイルやフォルダは隠しファイルという扱いになっていますので、ESファイルエクスプローラーの設定から、[ファイルに関する設定]→[隠しファイルを表示する]にチェックを入れておきましょう。
では、確認したいデータを一つずつ見て行きます。
- /DCIM/.thumbnails
このフォルダは、DCIMというデジカメ規格に従ったもので、ここに含まれる画像のサムネイルなどが含まれています。
これをフォルダごと削除してしまいます。
削除後に画像に関するアプリを開いたりするとすぐに.thumbnailsというフォルダが再作成されますが、こちらは新たに出来た物ですのでもう一度消す必要はありません。 - /arcsoft/gallery/.thumbnails
このフォルダはArcSoft社製のギャラリーを使っている端末のみに存在するものです。
上記同様、.thumbnailsフォルダを削除します。 - /Android/data/com.cooliris.media/cache/hires-image-cache
このフォルダはcooliris製のギャラリーを使っている端末のみに存在するものです。
ちょっと書き方が紛らわしいですが、hires-image-cacheの中に含まれるフォルダとファイルを削除します。
hires-image-cache自体は消さない方が良いようです。 - /Android/data/com.sonyericsson.gallery/cache
このフォルダはソニーエリクソン製端末(エクスペリアシリーズ)に存在します。
cacheフォルダ内のフォルダとファイルを削除します。
cacheフォルダそのものは削除しない方が良いでしょう。
では、引き続き興味のあるかた向けに、なぜサムネイルが実際の画像と異なる現象が発生するのかを簡単に説明したいと思います。