iPhone4S発表 今までとの違いは?
iPhone4Sが発表されました。
発売は2011年10月14日(金)からです。
当初はiPhone5と言われていましたが、発表されたのは4Sのみ。
見た目上の大きな違いはありませんが、中身は大幅にパワーアップされています。
iPhone5ではなくてがっかりしたかたは、3GSが発売された時のことを思い出してみてください。
では、iPhone4との違いのポイントを解説していきます。
iPhone4SはiPhone4より格段に速い
今回の一番のポイントは速さです。
iPhone4Sでは、A5というデュアルコアCPUを搭載したことで、理論上は2倍速いということになります。
さらにグラフィック性能の向上により、ゲームでは7倍速いと言われています。
また、通信方式も変更されており、ソフトバンク回線の場合は理論上2倍のダウンロード速度がサポートされています。
(が、ここは残念ながらソフトバンク側の回線品質次第です)
iPhone4Sでは64GBモデルが登場
iPod touchでは既に64GBモデルが存在し、iPhone4で出して欲しかったモデルでもある、裏を返せば待望のラインナップということになります。
さらに嬉しいことに、64GBモデルでも価格は$399とかなり安価になりました。
おそらく安価なAndroid端末を意識した価格設定だと思います。
※現時点で日本での販売価格は発表されていません
カメラがパワーアップ
カメラの性能が500万画素から800万画素へ、HD動画撮影も720pから1080pへパワーアップしました。
また、画素数だけでなく、より明るく、高速に撮影できるようになっています。
Bluetoothが4.0へ
iPhone4のBluetooth 2.1+EDRから、iPhone4SではBluetooth 4.0となっています。
Bluetooth 4.0では、大幅な省電力化が図られています。
ただし、旧バージョンとの互換性がないため、デュアルモード実装されているかどうかが気になる所です。
日本では主にカーナビのハンズフリーとして使われていますので、お使いのカーナビなどで対応できるかどうかは調査しておいた方が良いでしょう。
iPhone4Sの電池持ちは?
高速化されたがiPhone4とあまり変わらないと発表されていますが、カタログスペックから見ても大幅に悪くなっていることが分かります。
なぜなら、四六時中電話したり通信したままの人は少ないですよね。
連続待ち受け時間は、iPhone4の300時間に対してiPhone4Sでは200時間となっています。
iPhone4Sのau版ってどうなの?
auからの発売が話題となっているiPhone4Sですが、auの通信方式であるCDMAではEV-DO Rev.Aとなっています。
何が言いたいかというと、Rev.Aというのは1つ前の規格で回線速度が遅いのです。
今出ているauのAndroidではMC-Rev.Aが主流となりますので、同じぐらいのサクサク感を期待していると痛い目にあうかもしれません。
あくまでも理論値であり、実測は大きく異なりますが、ソフトバンクは下り14.4Mbpsでauだと3.1Mbps。
もしかすると、速度を取るかエリアを取るかという問題になるかもしれません。
そしてauで忘れてはいけないことが1点。
それは、パケット通信と音声通話を同時に行うことができないということです。
パケット通信中に着信があると割り込み通話OFFの状態ではパケット通信中なので接続できないとの音声が流れます。
割り込み通話ONでは着信はできますが、例えば地図を見ながらの会話などができないということです。
逆に、通話中にメールが来た場合は、通話が終了してからパケット通信が開始されメールの取得が始まります。